Tangoredの日記

タンゴは日常、その他いろいろ

麻布十番と今後のタンゴ

麻布十番の教室が来年2月末でクローズになる

丸11年 私のタンゴを作ってくれた場所

3月からは程近くに新しい場所でレッスンを再開するらしいから無くなってしまうわけではないし

先生が先生でなくなるわけではないけれど

 

それでも麻布十番には想い出がいっぱい

タンゴを始めてからの楽しい記憶も 辛く苦しい想いも 桜の木の床も

 

コロナの後 タンゴをとり巻く環境も変わったと感じる

まず東京ではミロンガの開催がとても増えた

その割に新しくタンゴを始める人が増えている訳ではない 限られたパイを取り合うまたはリピートしてもらうべく どこのミロンガも参加者を増やすのに苦労しているのではないか

最近の変化

デモをするミロンガが増えた

食べ物や飲み物を提供するミロンガが増えた

外国人の先生のワークショップが増えた

 

外国人の先生のワークショップを開催すると そこそこ集客がある様子

日本人が日本人の先生のレッスンに満足しなくなったのかな

日本人の先生たちも高齢化してきて 次の世代が育っていない感がある

それはたぶんタンゴで食べていくのが大変だから若い人たちがプロになろうと思わないんじゃないかな

これからタンゴを始めようとする若い人たちは 50〜60歳の先生に教わるよりも やっぱり若くて現役バリバリの先生に教えてもらいたいよなぁ

では外国人の先生が教え方が上手いかっていうとそうとは限らない

言葉の問題もあるし その点日本人の先生は細かいところも汲み取って教えてくれるからいい点もあるのだけどね

 

若い人のタンゴ人口を増やすのはどうしたらいいのだろう

台北のマラソンの時は とにかく若い人が多くて活気に満ちていた

日本もそうならないと今後先細ってしまうんではないかな

やっぱりメディアかな タンゴのドラマとかアニメとか流行らないかな

 

 

 

恥ずかしさと 情けなさと 落胆と

しばらくの間 落ち込み過ぎて何も手につかなかった

 

先日のプライベートレッスンでは先生の提案で踊っているところを動画に撮ってもらい 後にそれを見て修正点をチェックすることにしていた

 

後日その動画をもらって家に帰ってじっくり観た

ショックだった

恥ずかしさと 情けなさと 落胆と

 

自分では踊れていると思っていた

もう10年もレッスンを続けているし どこのミロンガへ行っても踊れるし なんなら踊ってくれた男性に上手いですねと言われたこともある

 

それがマンガみたいにガラガラと音を立てて崩れた

食事も喉を通らず まるで10年付き合った彼に振られたかの落ち込みようだった

もう無理なんじゃないか タンゴ辞めた方がいいのではないか とさえ思った

先生は「誰か他の人の踊りをみて、あの人は大したことないなとか、下手だな と思った時は
実はその人より自分の方が2段階くらいレベルが低いものだ」と言った

本当にその通りだと思った

 

別にプロになる訳じゃないし 何もそこまで思い詰めることもないのかもしれないけれど

私にとってタンゴはすでに生活の一部になっているし 趣味より少し上に位置するもの

まだ諦めたくないし 自分の納得する踊りがしたい

 

だからもう一度初心にかえって始めから

レベル1のクラスを受けて 徹底的にやり直そうと思う

ミロンガにも行かない

ドレスも靴も買わない その分レッスンに費やす

そう決めた

女心を擽ぐるtango

ドレス シューズ ミロンガ レッスン

タンゴへの欲望が止まらない

 

タンゴをしている時が自分の女性性を最も感じる時

 

背中の空いたドレス

身体のラインの出るドレス

スリットが深く入ったドレス

高いピンヒール

 

それはかつて タンゴが娼婦のダンスだったからなのか

現在は女性のリーダーや男性のフォロワーもいて 性差はなくなりつつもある

それでも 私はタンゴを踊っている時は目一杯女であるし 背中の空いた 身体のラインの出る

深くスリットの入ったドレスを着る

桜タンゴフェスティバル

今年4月、福岡で開催された桜タンゴフェスティバルに参加した

 

コロナ前に参加したことがあったので、今回が2回目

前回はそれ程の印象はなかった

タンゴの経験値も低かったし、1人参加だったというのもあって、あまり楽しめなかった

 

今回は、コロナも落ち着いてきての開催だったから、海外からの参加者も復活して盛況だったように思う

ミロンガはグランミロンガとアフターミロンガがあったけれど どちらも激混みで、全然前に進めない

前後の人とぶつからないように踊るので精一杯だった

ここでも席取りが大変で そもそも座席が少ないようで 開場前から並んで席を確保した 

そうでないと踊っていない時はずっと立っていなくてはならないから そもそも立っているスペースも荷物すら置くスペースもない

 

1日目のミロンガ後で豚骨ラーメンを食べにいったお店で脂で滑って足の甲を強打してしまった

この時の負傷は骨折こそしていなかったものの 今だにアザが残っている

それでも総じて楽しかった 次回来年は3月開催で また参加しようと思う

 

もうすでに近場のホテルは埋まりつつある

 

 

 

Taipei tango weekend 備忘録

濃厚な3日間

 

男性も女性も踊れる人が多かった

ラソンだから、踊れる人たちがたくさん来ているのか、台湾のレベルが高いのかはわからないけど

日本では50代主流って感じだけど、若い人多し 20代前半と思われるタンゲーラも結構いた

 

そして、体幹がしっかりしている(リーダー)

モデルノチックなリードをする人はほぼいない

音にちゃんと合わせていてリズムの取り方とかうまい

台湾、韓国、中国、スイス、アメリカ、フランスの人達と踊った

 

会場はとっても広くて踊りやすかった

常に豊富な台湾フードと飲み物が用意されていて

常にお腹がいっぱい 苦しすぎて踊れないほど

ただ、冷房がガンガンにきいているからとにかく寒い

長袖のドレス または羽織ものを持っていくことをおすすめ 踊っている間は寒くないけど

 

タンゴは癒し だし、余韻もある

でも、それは気心知れている人の方が感じられるのかなと思った

とにかく集中していないと、たちまちリードが受け取れなくなってしまう

初めましての人ばかりだから、緊張もするし、初めの一曲は探りながらだから

どっぷり疲れて、連続では踊れない

1タンダ踊って2タンダ休む みたいな

朝起きて、首から肩にかけてガチガチに凝っている 知らないうちにかなり力が入っていたんだな

 

そしてカベセオ

女性が男性にカベセオするのが確信に変わった

行ったことがないから、ブエノスではどうなのかは分からないけれど

ここでは、待っていれば誰かが誘ってくれる はほぼ無い

とにかく、この人いいなと思ったらガンガンカベセオを送る

座席をどこにするかも重要

 

ミロンガの雰囲気も1日目と3日目では明らかに変わっていった

会場のミロンゲーロ、ミロンゲーラ達が醸し出す雰囲気が

ホスピタリティもとても良かった

 

10時間もの間、全く飽きなかった

見ているだけでも、充分楽しめた

一年分踊ったのではという感じ

明らかに日本とは違った

 

続きは また

 

 

 

タンゴマラソン

こんなに長い時間踊り続けて楽しめるダンスってあるだろうか?

 

アルゼンチンタンゴはよく、日本で言えば日本舞踊とか盆踊りのようなものと例えられるけど

間に食事や休憩を挟むとは言え、12時間もの間踊り続けるダンスってないのではないか しかも曲は無限にある

なんならタンゴじゃなくても、ジャズでもロックでもタンゴが踊れる

 

フラメンコ、ベリーダンス、社交ダンス、フラダンス、サルサ 無理じゃないかな

 

明日から 台北へ!

今日のレッスン

一歩後ろに下がってからの左回りのヒーラと、一歩後ろに下がってからのカデンシアからのヒーラ


全然違いがわからなかった。
先生は言った 違いは高さ、だって。

そうかぁ。高さを共有すれば、わかるのか。
そこに注意してみよう

 

ちゃんと のる 

高さを共有する